2009年10月30日金曜日

JIN-仁- 第3回

最近ブログはこればかりですねといわれたが、そのとおりです。
今回も今まで以上に面白く感動的だったが、なかなか感想が書けなかった。終盤の咲のセリフ
”咲は生きておりますよ”が理解できなかったため。この場面は実に重要で、仁が自分は未来から来たと咲に告白しているところ。仁の告白と咲のセリフがうまく繋がらなかった。

未来から来た自分が何かを行えばそれが未来を変えてしまうのではないか、いや何をしても何も変わらないのではないかと苦悩し訴える仁に、おそらく何も理解できなかった咲だと思う。ただ仁のそれまでの行動と告白から、仁には愛する女性がいること、仁はすべてを捨ててでも彼女を救おうとしていることを感じとった。仁が未来から来た事を当然理解できない咲は、その女性が亡くなってしまい、そのショックで仁は記憶を失ったと思ったのではないか。

であれば ”咲は生きておりますよ” というセリフは咲が仁にひかれる思いを告白したことになる。そしてそれは、仁を呪縛から救い出すための本当に優しい、あったかい言葉になる。

そんなの当たり前でしょと思われるかもしれないし、全然見当はずれかもしれないが、そこまで考えたらやっと落ち着いて眠れそうな気がした。ついでだがその次の、竜馬と勝海舟の場面の竜馬のセリフも良かった。この辺についてはまたいつか.....