2010年8月22日日曜日

別れの予感 by Teresa Teng


今日昼に、「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていたら、天安門事件やテレサ・テンの話がでてました。コメンテーターのうち二人が即座にこの歌が好きと言っていたし、自分も好きなのでUPしますね。中国の民主化を求めて天安門広場に集結した若者たちが、厳しい規制を受けていたにもかかわらず前夜、布団をかぶってテレサの歌を聴いていたというのは、捏造でなければ凄い話で、アジアの歌姫たる所以でしょう。

改めて聴いてみると、曲も歌詞も今風ではないけれど、とても情感豊かでいいです。テレサは1995年に42歳で気管支喘息で亡くなっているし、曲を書いた三木たかしさんも2009年に亡くなられています。でもその気になれば、クリックひとつで二十年以上も前の笑顔に会えるんですから、今更ながら凄い時代ですよね。そして天安門事件は間違いなく歴史に残るでしょうが、軍事力に叩きのめされ絶望的な窮地の中で、民主化を望む民衆を勇気づけた歌姫のこともちゃんと伝えられたらと思います。