2010年10月4日月曜日

思い出は美しすぎて 八神純子


最近年のせいか、懐メロを無性に聴きたくなり、動画サイトを漁ってみることが増えたようだ。これは1977年の八神純子さんの代表曲。もう30年以上も前になるのか.... なにか感慨深いものがあるなあ。それにしても、美しすぎる思い出..... 思い出せない。楽しい思い出や切ない思い出はこれでも沢山あるのだけれど。

思い出が自らの過去を篩にかけて残ったものだとすれば、残らずに落ちていってしまった沢山の時間や感情はなんなのだろう? 二度と意識されない忘却のブラックホールへ吸い込まれていくのだろうか?

いや、そうではない筈だ。きっとヒトは自分でも気づかないうちに落ちていった時間をかき集めて、また別の篩にかけていると思いたい。そういう時間を持ちたい。もしかしたら日記やブログを書くということはそういうことなのかもしれない。

  やさしく 時は流れすぎて ひとり 振り返る
  今でも あなたの微笑みを 感じることがあるのよ

この歌を聴くと、思い出は美しすぎなくて良いとも思える。確かに自分だという証があれば。