2010年9月22日水曜日

飛梅


さださんの歌は中毒性がきわめて高いようだ(笑)。しかも2、3日続けて聴いていたら体調も良くなってきたので、脳内のドーパミンも出まくっているのかもしれない。しばらくシリーズでupしてみようかな。健康のためです、お付き合いのほどを。

飛梅(とびうめ)は、福岡県太宰府市の太宰府天満宮の神木として知られる梅。樹齢1000年を超えるとされる。菅原道真が大宰府へ左遷されたおり、道真を慕っていた梅が一夜にして京都より飛来したという伝説が名前の由来となっている。ってことはご存知のとおり。

梅の木までが慕っていたという道真とは一体どんな男だったのだろう。男も女もなく沢山の人を引きつける本当に魅力的な人だったのではないかと想える。一夜で京都から太宰府まで飛んでいったのは、きっと梅だけじゃない。どれだけ引き離されても、貴方をおもう私の心は一夜のうちに貴方のもとへ駆けつけてみせますというのだとしたら...... 人が人を慕うという現象は、今も平安時代も、ちっとも変わっちゃいないのだ。

  あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
  私も一夜で飛んでゆくと云った    忘れたのかい 飛梅

この曲は道真のことを歌ったわけではなく、飛梅伝説にあやかったものだが、なんともせつない、これまた別れの歌でした。