2012年2月27日月曜日

瑠璃色の地球

色の名前って意外とイメージしにくいものが多いと思う。この瑠璃色ってのもそうだ。調べてみると、瑠璃ってそもそもは、ラピスラズリ (lapis lazuli) という鉱物の和名らしい。ラピスは石、ラズリは空とか、青とかいう意味だそうな。西洋では伝統的に聖母マリアのローブの色として用いられてきたらしいけど、日本でのなじみはほとんどなさそうだから、知らないよなあ。具体的にはこんな色です。 

で、この歌、まずは1986年6月1日に発売された松田聖子さんのアルバム『SUPREME』に10曲中最後の曲として収録された。以来、中森明菜さんや辛島美登里さん、沢田知可子さんなど多くの人がカバーしているし、合唱曲としてもよく知られているようですね。

歌詞(松本 隆さん)もなかなかだとは思うが、メロディー(平井夏美さん)が良く、好きですね。

2012年2月14日火曜日

訃報:Whitney Houston さん

このブログでも2010年9月30日にWhitney Houstonさんについてふれ、その復活を祈ったのだが叶わなかった。残念で仕方ない。今、彼女の歌声を聴くのは寂しすぎる。 ご冥福をお祈りします。

  Bittersweet memories that is all I'm taking with me. 
        ほろ苦い思い出、それだけを持ってゆくわ
  So, goodbye. Please, don't cry. 
        だから... さようなら どうか泣かないで
  We both know I'm not what you, you need.
        わかっているでしょう あなたに必要なのは私ではないことを

2012年2月13日月曜日

Sibeliusのヴァイオリン協奏曲

今ちょっとマイブーム(古い?)だ。理由は後述として、このとっても難しそうな曲、まずはパールマンの演奏で聴いた。20年以上も前だが、それこそオケをバックに歌えるほど聴いたと思う。カセットテープだったので、もう聴けない。技巧的な曲を技巧を前面にして颯爽と弾く... なんてカッコいいんだろうって当時は思ってた。

CDでは、五嶋みどりさんの演奏を持っている。パールマンの演奏と比べると、五嶋みどりさんは対照的に叙情的。それでも3楽章は音楽より技巧が (完璧とはいえ) 上回ってる感じがした。

ごく最近ではN響アワーで、○○▲子さんの演奏を聴いた。素晴らしいテクニックだけど○○さんでも難しいんだろうなと思った。

さて、この曲、一般的な知名度では上位とは言いがたいかも知れない。が、1楽章のあの寒々とした風景が見えるような出だしといい、オケの重厚な響きといい、また幻想的なメロディーの織りなす世界といい、確かに大傑作だと思う。初版による初演は批評もイマイチだったらしいが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の初演を聴いて、負けじと書き直したんだそうな。ソロの難しさについては、あるヴァイオリン弾き(前田知加子さん)によると、
 バイオリンのテクニックの面からは大変な難曲です。簡単にその度合を申し上げると、私の個人的感覚ではメンデルスゾーン、ブルッフの8倍、チャイコフスキーの5倍ぐらい、ブラームス、パガニーニ、バルトークよりも更に難しいというのが実感です。    ですと。

同じ音楽を聴いても、年月を経てることで好きな演奏のスタイルが変わるのはよくあること。今の一番のお気に入りは、内山優子さんの演奏だ。音源は一般化されてないので明かせないが、Blu-ray Discで届いた。びっくりした...と言っていい。演奏は若さに似合わぬ堂々たるものだが、なぜか技巧が耳につかない。3回続けて聴いた。計1時間45分が、何故だかあっという間。そしてその作り出す情景は、なんと今まで経験したどの演奏より鮮やかだったのだ。そして感心した。きっと演奏家にとって技巧を誇張せず音楽に内包することは、さもきらびやかに表現するよりずっと本質的で難しいことのハズ。だから

周南市の皆さん、今年の8月をお楽しみに! シベリウスの協奏曲が内山さんの生演奏で、聴けますよ!

2012年2月9日木曜日

テンペスト

映画も始まってるみたいだけど、NHKオンデマンドの方を観ましたよ。元は去年の7月からBSでやってたみたいですね。番組ホームページによると
  
 時は幕末。ところは琉球。時代の変化の荒波が押し寄せる海洋王国に、男として生きる運命を背負わされた少女がいた・・・。 『テンペスト』は、琉球王国末期の王宮を舞台に、美ぼうと才能を併せ持つ女性が性を偽って政府の役人になり、人を愛し琉球を愛し懸命に生きる姿を描く、波乱万丈でけんらん豪華なエンターテインメント時代劇です。
  
ですと。主演は仲間由紀恵さんと、沖縄の豊かな自然って感じです。仲間さん演ずる孫寧温、才能あり過ぎでしょう。でも、なかなか男らしくて?良いですよ。そうそう、総合テレビでの放送も決定したらしいです。2012年4月12日(木)から、毎週木曜日夜10時から全10話です。

原作が池上永一氏による小説だから、史実にどこまで忠実なのかは全くわからないけれど、1853年に米国のマシュー・ペリー提督が琉球を訪れ、強制上陸して首里城入場を果たし、国王に米大統領からの親書を渡すことに成功したとか、その後にペリーは江戸幕府との開国交渉を行ったってのは事実らしい。琉球王国の存亡や、その存在が幕末の日本に与えた影響なんて、恥ずかしながら全く知らなかったよ。

単なるエンターテインメント時代劇ってだけじゃなく、他にもいろいろ考えさせられることが多くて面白かった! 確かにコレ観たら、沖縄に米軍基地はいらん!! って思ってしまう。
だから沖縄、そして首里城へまた取材に行ってみなきゃ、 ね!奥さん。