2011年6月20日月曜日

「まんがで読破シリーズ」

イーストプレスをいう会社が出版してる「まんがで読破シリーズ」をご存知だろうか? ってきっと知らないよね。うーむ、何処から話そう?

実はキルケゴールの著作に「死に至る病」というきわめて難解な本がある。今考えたら25年前に、訳あって読み始めてみたが、日本語なのにほとんど読めなかった。以後読み直したいという気すらおこらず放置していた。何しろ、この本、難解な本を読むのが趣味と思われた教授に相談したら、教授でさえ超難解と言っていたくらいだから、まあ読めない筈の本であろう。

AMAZONを覗いてみたらふと見つけたのが、「まんがで読破 死に至る病」という本。頼んじゃいましたよ。で、超難解本が200ページくらいの漫画本となって、やってきました。漫画なんであっという間に読めちゃう。ただ何が書いてあるかはよく分からない(理解度3%未満)。2回め、読んでみた。ヘーゲルの弁証法が欠片ほど分かったような気がした(理解度8%未満)。3回め、やっと絶望の意味が分かった気がした(理解度30%未満)。

漫画でこの理解力なんだから、原作なら一生かかっても読めないであろう。そんな貴方におすすめします。「まんがで読破シリーズ」 いろいろ出てきているみたいですよ。