2011年9月26日月曜日

天の川

あれは小学校の3年生の夏休みだった。島根県にある親の実家でお盆の行事が終わり、暗い田舎道を一家でばあちゃんの家に歩いて向かう途中。

ふと見上げて観た 天の川。周りは真っ暗だったせいもあるだろうけど、あのとき観た天空の星たちは、まるで竜のようにうねり、空全体を駆け巡り、そして恐ろしいほど金色に美しく輝いていたのだ。

“あれが天の川だよ” とばあちゃんが得意げに教えてくれた。そこで生活をしている親戚一同も驚いて、いやいや今日は一段と凄い! 星がホントに掴めそうだね。 なんて言ってた。   星って夜空にポツンと浮かんでいるものだと思っていた僕にとって、それは何十年も忘れられない体験になったのだ。“宇宙は...、星は...、生きてる!!” これが原体験。以後中学校の塾の帰りなんかにも、空を見上げて月や星をただ何となく眺めているのが好きだった。不思議とよく覚えている他愛のない体験だが...

今もどこかに行けば、あの天の川を観ることが出来るんだろうか? 自分の目が曇りきってなければ、あるはずだもの! 捜さなくっちゃ!

何が突き動かすのか分からない。なんか単純にこのままじゃいけないって気がしてしまうのだ。.....病気?
(なお写真はNASAが公開した天の川の写真です。)