2010年12月31日金曜日

人生の扉 by 竹内まりや


フランスの心理学者「ポール・ジャネー」の提唱した「ジャネーの法則」なるものをご存知だろうか?「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」という説だ。40歳になれば20歳の時の2倍、10歳の時の4倍の早さで時間が過ぎていく。言いかえると体感的には10歳の1日は40歳の4日と同じ長さって事になる。確かに子供の頃の時間は、今と比べてゆったりと流れていた気がするし、歳をとって最近時の流れが速い速い、なんて感じてる方も多いはず。

もう少し考えてみた。80歳の時の8年は10歳の時の8倍速だから1年、20歳の時の4倍速で2年か。なにかピンとこないなあ。もっと長いスパンで考えてみようか。80歳の時の80年は10歳の時の10年、20歳の時の20年になる。あれっと思いません? 僕はなんだか大発見をしたような気分になりましたよ。「ジャネーの法則」が正しいとすれば、人間は何年生きて幾つで死のうと生涯の体感時間は変わらないことになるのだから。これってネガティブにとらえれば、何のために生きてるのってことにもなりかねない。

でも、と思う。1日にひとつでも楽しいことがあれば、楽しい思い出の絶対数は確実に増えて決して減ることはない。それはやはり素敵なことに違いないと。だから、

明日から始まる新しい1年が自分にとっても、家族にとっても、そして読んでくださる皆さんにとっても素晴らしい何十分の一でありますように!

大好きな竹内まりやさんの “人生の扉” upします。